会長挨拶

 この度、第28回日本骨粗鬆症学会を2026年9月11日(金)〜 13日(日)の3日間にわたり、新潟市の朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターで開催させていただくことを大変光栄に感じております。新潟市での本学会の開催は2012年第14回(遠藤直人先生)以来14年ぶりとなります。
 今回の学術集会の会長を務めさせていただく二人は、ともに新潟大学医学部を昭和60年(1985年)に卒業し、山本は全国規模での二次性骨折予防対策を中心とした整形老年病学の分野で、倉林は若年女性の痩せや授乳期の骨密度検診・治療を中心とした女性医学の分野で、骨粗鬆症の研究・診療に長く関わってきました。
 その経験をもとに第28回の学術集会では「骨粗鬆症診療の多面的アプローチ ─女性医学と整形老年病学─」をテーマに、診療科を超え多職種がそれぞれの専門性を高めながら相互理解と学びの場となるようプログラムを企画します。
2つのメインテーマ
一点突破・全面展開:骨粗鬆症を切り口にして地域連携や多職種連携を拡げる場。診療科や職種を超えて自由に語り合い、お互いを理解して尊敬しあえる関係を作ることが、対面式の本学会の大切な目的の1つです。
老若男女、骨から健康長寿:小児期から老年期まで生涯にわたる骨の健康管理を考える場。若年期の痩せや低栄養、性ホルモン異常からフレイル・サルコペニアまで生涯のさまざまな場面に関わる専門家が、骨粗鬆症とともにWell-being を考える機会にします。
 会場わきを流れる日本最長の信濃川や佐渡に沈む夕陽を眺めながら、多くの仲間と交流し、患者さんのみならず自分や家族の生涯の健康についても考える機会にしていただきたいと願っております。

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