大会長挨拶

 皆様におかれましては、2023年5月8日よりCOVID-19感染症が5類感染症対応となりましたが、医療を取り巻く環境はいまだ緊張が続いており、様々なご苦労が続いていることと推察いたします。
 このたび第33回日本有病者歯科医療学会総会・学術大会を、2024年3月8日金曜日から10日日曜日の日程で、新潟市内の新潟グランドホテルにて開催させていただくことになりました。新潟での開催は、2007年に本学の佐野公人先生が大会長として開催して以来17年ぶりとなります。
 先に軽井沢で盛会裏に開催された本学会第32回学術大会では、多くの会員が参集し、直に学び、真摯にディスカッションする本来の学会の姿を体感し、非常に貴重な機会であることを再認識いたしました。その一方で、コロナ禍で苦肉の策として広く普及したオンデマンド配信は、諸事情から現地参加できない会員にとって、有用な研修機会となっており、多くの会員が恩恵を受けております。学会のオンデマンド配信は、プログラムによっては、アフターコロナにおいてもレガシーとして受け継いで良いと考えており、第33回大会は、オンサイトとオンデマンド配信のハイブリッド開催での実施といたしました。
 今大会は、テーマを、「地域で支える有病者歯科医療―地域完結型医療、地域共生社会に向けた新展開―」とさせていただき、地域医療構想、地域包括ケア体制構築に向けて求められている地域完結型の歯科医療体制、地域における1.5次歯科医療に不可欠な有病者歯科医療について、講演、シンポジウムを企画しております。さらに、副大会長に新潟県歯科医師会松崎正樹先生にご就任いただき、オール新潟で皆様をお迎えいたします。
 3月初旬の新潟は、降雪も少なく、冬が旬の魚である「のどぐろ」や「ふなべた」が味わえるほか、新潟県外に出荷されることが少ない幻の絶品イチゴ「越後姫」を楽しんでいただけます。そして、県内の酒蔵からの新酒もほぼ出揃う状況ですので、食と新潟の酒、米が皆様をお待ちしております。また、当日は、朱鷺メッセにおいて「にいがた酒の陣2024」の開催が予定されております。会場が、信濃川を挟んで向かい側になりますので、併せて楽しんでいただけたらと存じます。
 最後に、「にいがた酒の陣2024」により、開催期間の新潟は、宿泊施設が混み合う恐れがございます。早めのご対応をお願い申し上げます。

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