ごあいさつ

 
第63回日本手外科学会オンライン学術集会閉会の辞
 コロナウイルスの全国及び全世界の蔓延によりオンライン学術集会とさせて頂きました第63回日本手外科学会学術集会は、令和2年6月25日から8月17日の会期を終え、無事に終了することができました。弘前で開催予定であった藤哲先生の第54回学術集会が東日本大震災によりWeb開催となって以来のオンライン学術集会でした。当時と比較できないITの発達により、私共開催者も多くの問題を抱え、会員の皆様方には多大なご迷惑、ご不便をおかけしましたことを心から深くお詫び申し上げます。運営には第93回日本整形外科学会と同じ会社を選択させて頂き、一部同様のシステムを活用させて頂きましたことを、東京慈恵医科大学丸毛教授にお礼申し上げます。
オンライン学会では残念ながら楽しみにしておりました海外招待講演、阿蘇風の丘美術館大野館長の特別講演は中止いたしましたが、そのほかのプログラム(特別講演、教育研修講演、腱のワンポイントアドバイス、手の先天異常懇話会、シンポジウム、パネルディスカッション)は発表者、座長の先生方のご助力により大変満足できる内容であったと思っております。また一般口演343演題、ポスター発表213演題とオンラインでどれくらいの演題が集まるか心配しておりましたが予想を超える発表がありました。また参加者も一般1,375名 招待80名の多数の御参加を頂きました。開催者としましては大変満足できる結果であったと思っております。
 今回のオンライン学会は、来年以降の今後の学会の在り方について考える良い機会であったと思っております。私どもは準備時間も少なく、オンライン運営会社とのやり取りなどでバタバタしたために、皆様方への情報発信が後手後手に回りました。今後どのようなことが起きても柔軟な対応ができるように主催者である日本手外科学会全体で考えることが必要であると思われました。最後に日本手外科学会全会員の皆様、協賛していただいた多くの企業様、ご協力いただいた新潟大学整形外科学教室同窓会の皆様に御礼申し上げます。また多くのアドバイスを頂きました加藤博之前理事長、平田仁理事長に深謝いたします。
第63回日本手外科学会学学術集会会長 新潟手の外科研究所病院
坪川 直人
 

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