開催のご挨拶

 教員研修会は“養成校における教育レベルの向上と教育指導法の共有化、専任教員個々の指導スキルの向上”を目的にしており、その歴史は“日本視能訓練士養成施設連絡協議会”時代にさかのぼります。平成16年度にWGの活動が開始され、アンケート調査の結果等を踏まえて、平成20年度に教員研修会がスタートしました。記念すべき第1回の研修会では「より良い視能訓練士の教育のために」と題して、社団法人日本視能訓練士協会の初代会長である川村 緑先生に教育講演をご担当いただきました。そして、教育講演の内容を踏まえて、具体的な授業教案をグループワークで作成し発表していただく形式を第1回から継承しており、今回で12回目を迎えることになりました。毎年、全国の養成校から多くの教員の皆様にお集まりいただき8月下旬に開催しておりましたが、今回は新型コロナウイルス感染症の収束が未だ不透明なことを踏まえ、対面での開催を避け、Webで開催することになりました。例年とは趣向が異なりますが、WGのご尽力により、教育講演に加えまして“視能訓練士を取り巻く環境の変化”を題材にシンポジウムが企画され、公益社団法人日本視能訓練士協会の現会長である南雲 幹先生と眼科医会副会長の要職に就かれ小沢眼科内科病院の理事長・院長として活躍されておられる小沢 忠彦先生にもご登壇いただく予定と伺っております。どのような議論が展開されるのか非常に興味深く、Web研修会の視聴を心待ちにしております。

教員研修WG
石井 滋人 (東京医薬専門学校)
石井 雅子 (新潟医療福祉大学)
加藤 権治 (名古屋医専)
齋藤 真之介 (九州保健福祉大学)
鳥嶋 勝博 (京都医健)
中嶋 敬 (専門学校日本医科学大学校)
桝田 浩三 (大阪人間科学大学)   50音順
 当協会は、2008年度より視能訓練士養成校教員の資質向上と教育指導内容の充実を図ることを目的に例年8月に、東京都または大阪府等に参集し教員研修会を行っておりました。しかし、本年は新型コロナウイルスの感染症の感染拡大防止の観点から、全国からお集まりいただくことが困難な状況でございますことから、Web開催を決断いたしました。これまでとは異なる開催時期かつ形式でございますが、多くの皆様にご参加いただけるよう教員研修ワーキンググループが団結し、研修内容を検討して参りました。
 教員研修会のテーマは、2018年度より3ヵ年計画で「臨地実習」に定め、本年度は最終年度となります。教育講演のテーマは「臨地実習にまつわる学生指導」として開催し、本年度は、人材育成の観点から京都教育大学教職キャリア高度化センター教授の初田 幸隆先生よりご講演いただきます。また、シンポジウムは視能訓練士を取り巻く環境の変化を題材とし、「近未来の視能訓練士」と題しまして公益社団法人日本視能訓練士協会会長の南雲 幹先生より、基調講演をいただきます。また、臨床眼科医、視能訓練士の臨床実習指導者、視能訓練士養成校教員からのご講演をいただき、さらにそれぞれのお立場で今後の視能訓練士を取り巻く環境の変化にどう対応するかを議論していただく予定です。
 この度のWeb開催は、12月15日(火)〜12月22日(火)の8日間の期間中、インターネット環境のあるところであれば、教育講演、シンポジウムのコンテンツを何度でもご視聴いただけます。質疑応答もGoogle formにて可能でございます。
 今年度は新しいスタイルの研修会となります。参加者間のグループワークは叶いませんが、先生方の教育活動の充実に繋がるプログラムでございますので視能訓練士教育に関わる全ての教員の皆様のご参加を、心よりお待ちいたしております。

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