大会長挨拶

 この度、第41回 日本歯科医学教育学会学術大会を2022年(令和4年)7月23日〜8月20日までの28日間にわたり、日本歯科大学新潟生命歯学部が主管となり開催させていただきますことを、大変光栄に存じます。
 本学会は1982年に設立され、第1回学術大会が開催されました。初年度会員数は234名でしたが、現在では概ね1,800名となっております。2005年には日本歯科医学会の17番目の専門分科会として承認を受けました。また、2019年には一般社団法人となっております。学術大会も41回となり、熟成期に入った感があります。
 さて、本学会の設立目的は、歯科医学並びに関連領域の教育向上、充実及び発展に寄与することであり、歯科医学教育を総合的に研究して具体的施策を提言している、わが国唯一の学会です。また、機関会員制度を導入したことにより、わが国のすべての歯科大学・歯学部が機関会員として本会に加盟しております。
 今回は、「原点回帰 〜Return to the origin〜」を大会テーマと致しました。共用試験の公的化や歯科医師臨床研修制度の改正等、歯科医学教育に纏わる新たな変化が起きようとしています。制度や規則が変わっていく中で、そもそも、その制度や規則はなぜできたのか、時間の経過の中で、その背景と趣旨が忘れ去られるのが世の常です。しかし、それがわからないまま、改革が進むと、名は同じでも全く別な事象になってしまいます。それを防ぎ、抑えたい想いから、このメインテーマと致しました。
 コロナ禍で、感染拡大状況がどう変化するかわからないことから、本大会は、オンライン開催とし、LIVE配信後、オンデマンド配信する予定でおります。
 プログラムもこのテーマをもとに、教育講演、特別講演、シンポジウム、企業提供セミナー(講演)を検討しております。
 多くの皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

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