大会長挨拶

 
大会長:小野高裕
 2020年も半ばとなりました。この半年間、新型コロナウイルス感染症が世界で猛威をふるい、皆様におかれましては多大の困難と不自由の中で過ごされたことと存じます。ようやく都道府県をまたぐ移動制限が緩和されましたが、今後の第二波、第三波に備え慎重な行動と備えが求められています。
 去る4月30日に日本咀嚼学会第31回学術大会のホームページを開設して以来、どのような形であれば開催が可能か、感染拡大状況の推移と社会全体の対応を見ながら検討してまいりましたが、この度集合型の通常開催をとりやめ、web開催によるヴァーチャルコングレスをウェビナーで行うことに決まりました。この間、お待たせいたしましたことをお詫び申し上げます。
 それにともない、学術大会のテーマも”「おいしい咀嚼」で元気を取り戻そう!”に変更させていただきました。新潟にお越しいただけないことはとても残念ですが、「健康における咀嚼の意義」は、withコロナやpostコロナの状況でもますます重要になります。歯学、医学、栄養学、食品学、工学などさまざまな分野の眼で咀嚼の意義を探求し、共に考え、社会に発信する素晴らしい機会を、今年も共有いたしましょう。
 今回のweb開催は、3週間の期間中、インターネット環境のあるところならどこからでもアクセスして、研究発表やシンポジウム、学術セミナーなどのコンテンツを何度でも視聴でき、質疑応答も可能と言う、新しいスタイルの学術大会です。一方、参加費は例年より低く設定いたしました。咀嚼に興味のあるあらゆる分野の方のご参加を、心よりお待ちいたしております。

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